| 井原鉄道 | 2006/09/30更新 |
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| 総社駅に停車中の井原鉄道ITR355 | 神辺からJR福塩線に乗り入れて福山へ直通する列車もある |
| 路線名 | 区 間 | 営業キロ | 駅 数 | 平均駅間距離 |
| 井原鉄道 | 総社−神辺 | 41.7km | 15 | 2.98km |
| 所要時分 | 表定速度 | 軌間線路/電気方式 | ||
| 60分 | 41.7km/h | 1067mm単線/非電化 | ||
| ※清音−総社間は第2種鉄道事業者。JR西日本が第1種鉄道事業者となっている。 | ||||
【井原鉄道ガイド】
井原鉄道はJR伯備線総社とJR福塩線の神辺を結ぶ41.7kmの第3セクター鉄道で、1999年に開業した新しい鉄道である。全線単線非電化で、総社−清音間は第2種鉄道事業、清音−神辺間は第1種鉄道事業を取得して列車を運行している。
総社はJR総社駅と並んで1面2線のホームが設置されており、JRとは改札を介しての乗換えとなっている。JR伯備線、吉備線と連絡しているが、両線との直通運転は今のところない。総社を出るとJR伯備線に乗り入れ、清音までは伯備線の線路を走る。清音は2面3線の構造で、井原鉄道は伯備線上りホームを共用しているが、ホーム中間に改札があり、JRとは発着場所を分けている。清音を出ると中央に井原鉄道、その両脇に伯備線の上下線という構造になり、井原鉄道は高架になり、伯備線下り線をオーバークロスして右カーブしながら高梁川を立派なトラス橋で渡る。高梁川を渡りきると高架線のまま小田川に並行して一直線に進む。川辺宿は1面1線の高架駅で、次の吉備真備は行き違い可能な2面2線の高架駅で、真備町役場への最寄り駅で、真備町の中心駅といえる。
次の備中呉妹は1面1線の平凡な駅だが、同駅も高架駅になっており、井原鉄道のほとんどが高架駅になっている。都会の路線では立体交差が必要だから高架化するのも仕方ないが、井原鉄道のような閑散とした路線では高架駅より地平駅の方がバリアフリーの面から見ても利用者にとってはありがたいはずである。少々いらぬところにお金を使いすぎている感がある。備中呉妹を出て国道486号線をアンダーパスして山間の中を行き、トンネルを3つくぐって矢掛町に入り、三谷となる。三谷は2面2線の行違い駅で、次の矢掛も1面2線の行違い駅になっている。矢掛は矢掛町の中心にあり、矢掛町役場や矢掛高校がある。矢掛を出ると美山川、星田川を渡り、1面1線の小田を過ぎると井原市に入る。
早雲の里荏原は車両基地を併設する拠点駅で2面3線の駅構造で、井原鉄道の運行を管理する井原コントロールセンターなどもある。早雲の里荏原と次の井原は地平駅となっている。井原は井原市の中心駅で、乗降も多い。1面2線の行き違い構造の駅で駅舎も井原市の中心駅だけに立派なものになっている。次のいずえ、子守唄の里高屋は1面1線の平凡な駅で、子守唄の里高屋を過ぎると広島県神辺町に入る。御領は2面2線の行違い駅、湯野は1面1線の平凡な駅で、ともに神辺町内にある。湯野を出ると国道486号線と並行して走り、JR福塩線の線路が見えてくるところから左カーブして国道と分かれて、JR福塩線と並行して走るようになる。しばらく福塩線と並行して走り神辺となる。神辺は総社同様井原鉄道専用のホームから発着するが、こちらは福山直通列車が数本設定されており、直通列車はJRのホームから発着している。
| 総社 | 清音 | 川辺宿 | 吉備真備 | 備中呉妹 | 三谷 | 矢掛 | 小田 | 早雲の里荏原 | 井原 | いずえ | 子守唄の里高屋 | 御領 | 湯野 | 神辺 | |
| 普 通 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ |
| 井原鉄道ダイヤ2006年3月18日ダイヤ改正現在 | ||||
| 時間帯 | 列車種別 | 区間 | 下り | 上り |
| 終日 | 普通 | 総社−神辺 | 13本 | 13本 |
| 総社−福山 | 2本 | 3本 | ||
| 清音−神辺 | 4本 | 5本 | ||
| 早雲の里荏原−神辺 | 5本 | 4本 | ||
| 早雲の里荏原−福山 | 1本 | 0本 | ||
| 総社−井原 | 2本 | 0本 | ||
| 清音−井原 | 2本 | 1本 | ||
| 合計本数 | 30本 | 26本 | ||
井原鉄道の終日の運転本数は下りが30本、上りが26本となっている。総社−神辺間の全線通しが下り13本、上り13本の運転、総社−福山間のJR福塩線直通が下り2本、上り3本、清音−神辺間が下り4本、上り5本、早雲の里荏原−神辺間の区間列車が下り5本、上り4本の運転、早雲の里荏原−福山間が下り1本、総社−井原間の区間列車が下り2本、清音−井原間が下り2本、上り1本の運転となっている。早雲の里荏原に車庫があるので、ここを始終着とした運転も多く、隣駅の井原発着も数本設定されている。早雲の里荏原や井原発着は車両運用上の都合と言え、基本の運行は総社−神辺間の全線通し運転となっている。日中もほぼ1時間に1本程度の本数が確保されており、朝夕には1時間に2本の運転がある時間帯もある。総社−神辺間の所要時分は約60分で、最速列車は51分で運転されている。井原鉄道は最高速度110km/hで、大半が高架の高規格路線となっているので、通常のローカル路線よりも速く走っている。しかし、途中駅での時間調整が少なからずあり、その分遅くなっている面もある。もっとも時間調整は井原などの主要駅や行き違い待ちによるものなので、利用者にはあまり問題はないかもしれない。
始発列車は下りが早雲の里荏原発5時33分の神辺行で、神辺で福塩線222Mに接続しており、福山でのぞみ60号東京行き、こだま621号広島行きに連絡している。清音始発が同駅6時07分発の神辺行き、総社始発は7時02分の神辺行きとなっている。かつては総社始発が福山方面直通列車だったが、現在は早雲の里荏原発7時10分が福山直通列車となっている。
上り始発列車は井原発5時26分清音行で、清音で伯備線に2分の接続で総社には6時02分に着く。総社では吉備線722Dに2分の接続となっており、岡山では岡山発7時05分のぞみ62号東京行、岡山発7時17分ひかり443号博多行に連絡している。岡山発6時42分にものぞみがあるが、吉備線は岡山着が6時38分なので、乗り換えの距離を考えれば走っても間に合うかどうかといったところだろう。
朝の通勤通学時間帯には総社発7時台8時台は2本/Hの運転、神辺発7時台8時台も2本/hの運転となっている。総社発の始発列車は福山直通で、その折り返しとなる福山発8時08分も福塩線直通列車となっている。日中はほぼ1時間毎の運転で、福山直通が1本運転されている。夕方の時間帯もほぼ1時間毎だが、18時台には2本が運転され、福山直通が運転されている。
最終列車は下り総社発21時22分が神辺行最終で、神辺で福山行最終と10分の接続となっている。清音発22時50分は井原行最終で、この列車が下り最終列車となっている。清音で伯備線上り電車と5分の接続となっており、総社方面からの連絡を行っている。上り最終は、清音行が神辺発21時53分で、福山発21時36分の福塩線電車と3分の接続となっている。この福塩線電車は新大阪発19時59分のひかり483号と福山で連絡している。早雲の里荏原行最終は、神辺発22時47分で、福山発22時29分の福塩線電車と接続している。この福塩線電車は新大阪発22時09分のひかり485号と福山で連絡している。毎時55分に福山停車ののぞみが運転されているので、その時間帯に合わせた設定にすれば井原鉄道と新幹線のネットワークも多少は強化されるはずだ。
福山直通は1日3往復の運転で、朝夕日中に各1往復の運転となっている。井原鉄道沿線は岡山県内だから広島県の福山との結ぶ付きよりも岡山や倉敷との結ぶ付きが強そうだが、総社から岡山、倉敷方面への直通運転は行っていない。福山への直通の増発と岡山、倉敷への直通の設定を地元では井原鉄道やJR西日本に要望しているようだが、今のところ実現する見通しはない。福山への直通増発は可能なように思えるが、備後本庄に交換設備ができないと実現できないという話もある。福塩線のダイヤも福山−神辺間が30分毎の運転になれば便利である。備後本庄に交換設備を設置して、井原鉄道全列車が福山へ乗り入れるようにすれば便利になるだろう。
また、岡山、倉敷方面への直通は、岡山へは吉備線、倉敷へは伯備線への乗り入れとなるが、吉備線への乗り入れは、吉備線の最大連結両数、吉備線と井原鉄道の車両の違いなどがネックとなるだろう。吉備線の最大連結両数は5両編成だが、これはラッシュ時のみで、日中は単行か2両編成となっている。総社での増結などを行い、吉備線にもITR355級の新車を投入して相互直通ができるようにすれば両線とも便利になる。もっとも吉備線はLRT化の計画もあるので、吉備線への乗り入れは実現しないかもしれない。となると倉敷への乗り入れも可能になる伯備線経由での岡山乗り入れが、岡山乗り入れ実現への近道となるかもしれない。しかし、伯備線との直通は総社かその手前の清音でスイッチバックして、倉敷方面へ向かうことになる。総社−清音間の重複運転は避けられないだろうし、伯備線経由ではそう多くの列車を直通させるわけにもいかないだろう。倉敷方面への直通の便もあるので、伯備線経由での岡山乗り入れも数本あれば便利だろう。しかし、随時行うにはあまりにもネックが大きすぎる。岡山への乗り入れはやはり吉備線中心に行う必要があるだろう。今後は1日1往復でもよいので、吉備線経由岡山直通、伯備線経由岡山直通を設定して利用動向を見極めて欲しいものだ。
【井原鉄道車両】
IRT355
| IRT355-01 |
| IRT355-02 |
| IRT355-03 |
| IRT355-04 |
| IRT355-05 |
| IRT355-06 |
| IRT355-07 |
| IRT355-08 |
| IRT355-09 |
| IRT355-10 |
IRT355はステンレス車体の気動車で、JR西日本のキハ120を一回り大きくした感じの車両である。車内はセミクロスシートで、機関出力は355PS/2,100rpmの高性能車で、最高速度は110km/hとなっている。
IRT355-100
| IRT355-101 |
| IRT355-102 |
IRT355-100は性能的には0番台と同じだが、車内は転換クロスシートになっており、イベントに備えてカラオケ用の電源や横引きのカーテンが装備されている。
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